見JAL、言わJAL、聞かJAL

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山崎豊子さん原作の映画『沈まぬ太陽』がいよいよ公開になり、主演の渡辺謙さんが感極まって涙ぐむところがワイドショーなどで放送され話題になりました。
一部映画評では、原作の山崎豊子さんも映画が完成した時に、これまでの労苦を思って涙を流したそうです(T_T)
映画『沈まぬ太陽』は構想10年、製作費20億円の堂々大作。とはいえ渡辺謙さんはベテラン大俳優、山崎豊子さんも自身の作品の映画化を何度も経験しています。
今さら何に涙を流すほどの昂りを感じたのでしょうか(?_?)

ワイドショーも報道も渡辺謙さんが涙を流したとは伝えても、なぜ泣いたかまでは伝えていません。
いやもちろん理由は明白です。何度も撮影中断の憂き目にあった悲運の大作を思って涙を流したのには決まっています。
知りたいのはなぜ何度も撮影を中断せざるを得なかったのか…。

ズバリそれは、モデル企業JALの横やりです(@_@;)
大企業、いや国策企業JALにどの映画関係者も逆らうことができなかったのです。

原作『沈まぬ太陽』は架空の航空会社を舞台にしたフィクションですが、それとなくモデルがJALであることを暗示させるシーンが多くあります。
主人公恩地元は組合委員長として会社と激しく対立、それが理由で中東・アフリカなど海外赴任を10年近く経験。
帰国と同時にジャンボジェットの墜落事故に遭遇。遺族担当として奔走する。
おおよそこんなあらすじですが、これはJALで実際にあったとされる話です。墜落事故は御巣鷹山のジャンボジェット墜落を連想させます…というかそのままです。
主人公恩地元にもモデルとなる人物がいるようです(^^)

実はJALが『沈まぬ太陽』を映像化させないように圧力をかけたことは、JAL自身も公に認めている話です(-_-メ)
表向きの理由は「作り話を交えて御巣鷹山の事故を映像化するのは遺族の心情を顧みない行為だから」というもの。
それなら横山秀夫原作の『クライマーズ・ハイ』は、どうしてすんなり映像化されたのでしょうか。なんとも不思議でなりません(ーー゛)

結局は会社の内部対立や幹部の保身などを赤裸々に描いた『沈まぬ太陽』が目障りだっただけの話でしょう。
そのために映画関係者に圧力をかけ、しかも公開が決まってからは、あまり宣伝を流さないようテレビ局にお願いして回ったそうですから、何ともスゴイ勘違いっぷりです(^_^;)
原作が連載中『週刊新潮』はJALの機内サービスから外されていたという話も、現在まで残されています。

「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿」は江戸時代の高僧天海が、長寿の秘訣を聞かれて「人の悪口を聞かざる、言わざる、人の欠点を見ざる」と答えたことが由来です。
それに比べて「自社の欠点を見ざる、聞かざる、人に言わせざる」を貫いたJALは、結局短命に終わりましたとさ。めでたし、めでたし(^^)

『クライマーズ・ハイ』早いシナリオ織りなし、嫌は言わず甘い楽(クライマアズハイハヤイシナリオオリナシイヤハイワズアマイラク)

昨日は私用で更新をさぼってしまいました。しかも明日も休みます(_ _)
お粗末さまでした(^o^)
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