賢姫と愚民

今回の辻元清美議員の離党劇。これが何を意味するかといえば…雪どけ水の口から言うのはつらいことですが…社民党がついに崩壊過程に入ったということですなぁ…(T_T)
本来ならばもっと早くに解党されるべきでした、歴史を虚心に見れば。
それがここまで命脈を保ったのは偏に(オルタナティブとなるべき)民主党のだらしなさです。そういう意味で社民党と自民党とはよく似ていたのかもしれません。
ここまでよく守ったと見るべきなのでしょう。今後どうなるかはまだ分かりませんが、なるべくならまとまった形で民主党へ合流して欲しい(号泣)
後は書くのに忍びないので、他の話題を(^^ゞ
話は旧聞に属しますが、あの大韓航空機爆破事件の実行犯・金賢姫が来日し、横田滋夫妻と面会しました。
と、いっても、北朝鮮を離れて早20年。拉致問題に関する新しい情報など金賢姫氏が持っているはずもありません。
帰国後、中井洽拉致担当大臣が「120点」と自画自賛し、訪日中の金賢姫氏は日本のマスコミへのサービスに努めました。この辺りに訪日の本当の目的がありそう(^^♪
一応、横田夫妻は金氏から「めぐみさんは絶対に生きている」という励ましを貰ったと証言していました。
しかし、めぐみさんを攫ったのは北朝鮮の工作員。金氏も元とはいえ北朝鮮の工作員。横田夫妻には複雑な気持ちもあったには違いありません。
また金氏の日本語教師であったとされる田口八重子さんの家族とも面会し、金氏は田口さんの息子に「私がお母さんの代わりをしてあげる」と言い、慰めたそうです。
美談といえば美談でしょうが、田口さんの家族は、田口さんが爆破事件実行犯の日本語教師だったことで迫害を受けたはずです。心境はやはり複雑だったことでしょう…(ーー゛)
まして大韓航空機爆破事件の犠牲者遺族たちは、金氏の今の境遇を見てどう感じるか。複雑な感情を抑えることは難しいと思います。
ま、そんな見方は意地悪に過ぎるのかもしれません。なんといっても金賢姫氏自身が冷酷な国際政治の犠牲者だとも言えるわけですから…(_ _)
とはいえ日本のマスコミの取材を受ける彼女の顔はいつも晴れやかです。もともとの美貌もあるでしょうが、表情に翳が少しもありません。
普通、これだけの事件の犯人であるならば、表情にはある種の暗さがどうしても付きまとうものです。罪悪感・あるいは開き直り…。
そのいずれも彼女は感じてはいないということでしょう。そもそもそういう教育を受けて育てられたのです、北朝鮮で。
上の命令には絶対服従。それだけが幸福に生きる道なのだ…それが彼女の受けた教育。北朝鮮の工作員であることをやめても、生き方まで変わるわけではありません。
かつては北朝鮮。今は韓国や日米の情報筋を「上」として生きている。そのいずれにも忠実だった。だから私の人生は幸せなのだ。それが金賢姫の生きる道。
実際にそうすることで、彼女は人生の伴侶を見つけ、生涯を安楽に暮らせる待遇を受けることができたのです。全ては「上」に忠実だったことへの賜です。
しかし今の日本人に、彼女や北朝鮮を批判する資格がありますかね。
どこまでも上に忠実な彼女は…、ワタシやアナタと同類なのですm9(-_-)
工作員 もてはやされて クイーンに
如露亦如電応作如是観…南無( T_T)人
お粗末さまでした(^o^)
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