菅総理がついたすぐばれるウソ

菅総理の「疎いので」発言について、総理がすぐに分かるウソをついています。その場限りの言い逃れだとはいえ、よくもまあこんなウソが言えたものです。
何度も平気でウソがつけるのは菅氏の体質としかいいようがありません。政治的虚言症とでも名付けたくなります(@_@;)
(引用はじめ)
「情報ないという意味」 菅首相「疎いので」発言で説明
http://www.asahi.com/politics/update/0128/TKY201101270533.html
菅直人首相は27日夕、日本国債の格付けが引き下げられたことについて、「それ、今初めて聞きまして。(衆院)本会議から出てきたばかりなのでちょっと。そういうことに疎いので、改めて」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相はこの日、午後5時半近くまで衆院本会議で代表質問に答弁。直後に官邸に戻り、約30分後に記者団の取材に応じた。その間、福山哲郎官房副長官や加藤公一、寺田学両首相補佐官を呼び込み、記者団とのやりとりに向けた打ち合わせをしていた。一方、S&Pは午後5時前に格下げを発表していた。
首相は27日夜、「判断するために十分な情報が上がっていなかったという意味だ」と周囲に説明。首相周辺も本会議後に首相が格下げを把握していたとしたものの、「詳しい事実関係がわかっていないから、という意味で言ったんだと思う」と語った。
一方、枝野幸男官房長官は同日夕の記者会見で「民間会社の格付けに逐一コメントは控えたい」としつつ、「市場からの信認を維持していくためにも、財政規律を維持して財政健全化を進めていくという方針をしっかり続けていきたい」と語った。
(引用ここまで)
そもそも「疎い」の使い方に「十分な情報が上がっていなかった」とは無いのですが、まあ、そこは触れないでおきましょう。ウソはそこではありません。
実は…この時の菅総理に「十分な情報が上がっていなかった」という可能性はないのです。判断に足るほどの情報は上がっていた。断言しても結構です(-_-メ)
もともと、この「疎いので」発言が出たのは総理の「ぶら下がり取材」と呼ばれる懇談形式の簡易な記者会見。
歴代総理大臣は一日に1回から2回は、この「ぶら下がり取材」に応じなければならないこと、内閣記者会との間で取り決められています。
この「ぶら下がり取材」は、主催する記者クラブから質問事項があらかじめ総理秘書官に提出されます。
それを見て総理秘書官は、総理の判断材料となる資料を手渡しておきます。これは総理秘書官のもっとも大事な仕事の一つ。疎かにはしません。
当然、この時も記者クラブから「米国格付け会社による国債の格下げについて」とかいうメモが差しいれられたはずです。秘書官たちも万全の準備をしていたことでしょう。
まさか秘書官から「『疎いので』と答えて下さい」と頼まれる訳もないでしょう。ようするに菅総理は、渡された資料を面倒くさかったか何かで読まなかったということ(@_@;)
不勉強で会見に臨んで、思わぬ恥を書いた揚句、秘書官の不作為にその責を求めているのです(ーー゛)
一説には、今回の「格下げ」は一カ月も前から情報が上がっていたといいます。むしろそっちが自然な見方でしょう。にもかかわらず「疎いので」の一言のみ。
菅総理は財政再建にまったく関心がないことが、この一事で露呈してしまいました…。
菅総理はもう一つ大きなウソをついています(--〆)
菅総理は2002年のブログに「日本の国債に対するムーディーズの格付けが二段階下がった。景気回復が見込めず財政悪化に歯止めがかからないと見られた結果」と書いています。
かつての菅総理は、財政再建には景気回復による自然税収増で臨むつもりでした。ブログの記述からもそれは良く分かります。
しかし現在、副総理格たる与謝野経財相は消費税増税による財政再建を進めています。与謝野氏は自民党時代にも景気回復先行論者(上げ潮派)と対立した筋金入りのバリバリ。
それはそれで筋の通った話ですが、筋が通らないのは菅総理です。自身の主張はいつ引っ込めてしまったのか(-_-メ)
少なくとも経済政策に関して菅総理は変節したのです。変節するのは結構ですが説明責任が全く果たされていません。
こういう変節はアメリカなんかで(いや日本でも)最も嫌われる行為です。
格付け会社には確かに問題がありますが、アメリカの日本軽視には菅総理に対する軽侮の念も含まれていることでしょう。
その場その場の出来心で主張を変えるからこうなる…。まったく、空きカンとは良く言ったものです。
しかしながら日本の国際的信用まで一緒に空きカン扱いされているのは国民の一人として何とも我慢ができません…(^_^;)
ウソツキはきつそう(ウソツキハキツソウ)
屁、屁、変節菅。
お粗末さまでした(^o^)