ブラック化する教育現場

ううううう…寒い。もしかしたらこのまま雪に埋もれてしまうんじゃなかろか(+_+)
寒い冬に、ますます寒いフトコロの話。ううううう寒い、寒い。1月7日付の『毎日新聞』新潟欄(Web無し)より。
(引用はじめ)
加茂暁星側が控訴 非常勤講師雇い止め 地裁の判決不服
加茂市の私立加茂暁星高校で非常勤講師の女性2人が不当に雇い止めされたとして、同校を運営する学校法人「加茂暁星学園」に職場復帰と未払い賃金の支払いを求めていた訴訟で、学校側は6日までに原告の訴えを全面的に認めた新潟地裁の判決を不服として、東京高裁に控訴した。
控訴は昨年12月29日付。学校側は「控訴審で主張していく内容は現在まだ検討している」とのコメントを出した。
地裁判決は原告の訴えを認め、解雇以降の給与を支払うよう学校側に命じた。理科の講師を務めていた赤井くるみさん(56)は「早く職場に戻してほしいと思ってきたので非常に残念。学校側は控訴を取り下げてほしい」とコメントした。
(引用ここまで)
おやおやおやおやおや…(*_*)
教育の現場で不当解雇ですか。しかも「控訴審で主張していく内容は現在まだ検討している」とは非常識なコメントです。
学校側は、不当な解雇はしていないと思うのなら、堂々とコメントでも主張するべきなのです。これでは学校側に後ろめたいことがあると勘繰られても文句は言えません。
自分に非があることを承知で、時間稼ぎのために控訴している…とね。
加茂暁星高校で授業を受けている生徒たちは、学校側の態度を見て何と思うのやら…。
暁星高校というからキリスト教系の学校なのかと思っていたら、寺院住職が創立した学校なのでした。お釈迦さまが聞いたら何と仰るでしょうか(-人-)
しかし営利企業ならともかく(良くはないが…)教育現場で不当解雇なんて世も末です。教育そのものへの冒涜だとさえ思えます(-_-メ)
新潟県は以前ALTの偽装請負が発覚したこともありました。
新潟県は、ビジネスと関係が深い「専門学校」への進学率が高い県ですが、学校現場がビジネス化しているということかもしれません。
雇い止めされた講師は56歳というから経験豊富な講師だったのでしょう。不当な解雇に怒ったことも頷けますし、学校側の酷薄さも浮かび上がらせます。
学校側のバカバカしさも呆れかえるほどですが、教員組合も何をしているのでしょうか?
こんなとき組合こそが真っ先に雇い止めされた講師の側に立つべきなのです。そして盾にならなければなりません。
おめおめと解雇を許し、しかも当事者を裁判の矢面に立たせる。教員組合は日本で一番カゲキな(笑)労働組合のはずではなかったですか(・へ・)
それとも元気なのは某民主党の参議院議員会長だけ。ほかは「どうせ非常勤講師の話だろ」と傍観して、国会の話ばっかりしていたりして。
ま、いずれにせよ、責められるべきなのは学校側のようです。バカげた控訴をスグ取り止め、先生を職場に戻しなさい。百万歩譲ってさえ学校側は説明責任が果たせてないぞ!!
雪に消ゆ(ユキニキユ)
そのまま埋もれちまえ。
お粗末さまでした(^o^)
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