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朝日はサンサン。新聞がサンザン

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雪どけ水が『毎日新聞』を取っているのは販売店さんとの人間関係だけで、論調に賛成しているわけではありません。
というか、だんだん新聞を取る理由さえ感じなくなっている今日この頃…(+_+)
あえて取るなら地方紙が良いのかも。新潟県なら『新潟日報』です。東京のローカル紙(?)は『東京新聞』です。昨日の記事で少し紹介しました。
では中央紙は何をやっているのか。『朝日新聞』「天声人語」から。意見の違いはともかくとしてもヒドイ内容ですな。やっぱり。
新聞がいかに庶民の感情とかけ離れているかが良く分かります。ちなみにこの記事はブログ『飛騨民主MAVERICK新聞』で知りました。
同じ「新聞」ならネットの方が頼りになる?!(@_@;)

(引用はじめ)
http://www.asahi.com/paper/column.html
 知米家で知られる先輩記者の松山幸雄さんが、かつて米国の大学で学生らに話をした。日本の「企業ぐるみ選挙」の説明をすると、「それは政治学というより文化人類学の領域ではないのか」と質問され、恥ずかしい思いをしたそうだ▼その松山さんが、「米国の知日派の会合で『小沢一郎氏の力の源は何か』と聞かれるのが一番困る」と言っていた。思想的な牽引(けんいん)力があるわけではない。演説は下手。時々雲隠れし、たまに会見してもレベルの高からぬ話――。それでいて政治のリーダーなのが、彼らには何とも不思議らしい▼たしかに、納得させる答えは難しそうだ。日本人にとっても、小沢氏の輪郭はなぞりにくい。今回も、衆院政治倫理審査会に出ると思ったら、あれこれ駄々をこねている。民主党内はきしみ、またぞろのうんざり感が募る▼よく「司法の場にゆだねる」と言うが、一国の政治リーダーの場合、そう単純ではあるまい。権力をゆだねた国民に、潔白を進んで明らかにする道義的責任を常に負う。それを知らぬ氏でもなかろうに、と思う▼のどに刺さったトゲというより、国政の十字路に転がり落ちて動かぬ巨岩だろう。「与党街道」も「野党通り」も渋滞し、クラクションの音ばかり大きい。岩に足が生えぬなら、動かすしかない▼昔、元首相の吉田茂が「反対党は嫌いだが、反対党が強くないと内輪がおさまらない」と言っていた。言にならえば、民主党の内輪もめは野党の弱さゆえだろうか。週明けからの国会、政治学の領域の熟議が聞きたいものだが。

(引用ここまで)

まず「知米家」とか「米国の大学」とか「米国の知日派の会合」とかイヤミですな(-_-メ)
いや、このブログを読みに来る方は、だいたい小沢一郎氏の政治姿勢に共感を抱いている方でしょうから、まずそこに引っ掛かるでしょう。
ま、雪どけ水だって気にならないはずはないですけど、今の新聞にほぼ例外なくこんなもの。それだけならあえて『朝日新聞』を指名して批判する必要はありません。
実は一番腹が立ったのはこのくだりです(-_-メ)
「日本の『企業ぐるみ選挙』の説明をすると、『それは政治学というより文化人類学の領域ではないのか』と質問され、恥ずかしい思いをしたそうだ」
いや「企業ぐるみ選挙」は確かに恥ずかしい。恥ずかしい日本文化(?)の一つではあります。そこを批判するのは当然です(^_^)
しかし「企業ぐるみ選挙」が一番盛んだったのは80年代の半ばごろ。バブル時代の話です。
『朝日新聞』はそのころ「企業ぐるみ選挙」など、まったく報道もしなかったくせに今さらになってなぜこんなことを言い出すのか。
本当に「恥ずかしい思いをした」のなら、その当時に批判するべきだったのです。本当に「恥ずかしかった」というのなら…です(-_-)
あるいは、未だに企業・団体献金の廃止に踏み切らない二大政党こそを今この場で批判するべきでした。形は違っても「企業ぐるみ」の政治が続いていること疑いを入れません。
あるいは、もっとも「企業ぐるみ選挙」が盛んだったのはTOYOTAだったといわれます。ならばTOYOTAの企業体質を批判するのもアリでしょう。
『朝日新聞』はそのいずれもしなかったくせに、まるで他人事のように、「企業ぐるみ選挙」なんて私は分かっていましたよ…と言わんばかりです。この偽善振り。
庶民よりは企業が大事。ただアメリカから指摘された場合は恐れ入って見せますよ…そんなマスコミの傲慢振りが良く分かる1月22日付の「天声人語」でした(+_+)

新聞死(シンブンシ)

記者クラブの文化人類学的考察(イヤミで言ってみた)
お粗末さまでした(^o^)
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テーマ : 報道・マスコミ - ジャンル : 政治・経済