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ブラウン菅の向こう側、カッコつけた奇兵隊が♪

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菅直人新政権は「奇兵隊内閣」なんだとか。竜馬かぶれの次は晋作かぶれかよ(+_+)
ちょっとしたトリビアなんですけど「奇兵隊」って維新後にはすごい辛酸をなめさせられているんですよね。
幕府を倒したらもう用済みだっていうんで、ほとんど粛清に近い形で解散させられています。革命で得をするのは少数の新興特権者のみ。草莽はいつでも使い捨てです(T_T)
もっとも菅首相は知らずに言っているのでしょう。なんか、あまり歴史とか好きそうな人じゃないですもんね(^_^;)

今日のテーマは、司聖尊さんから情報を頂いて『池田香代子ブログ』さまからの引用。「沖縄大使」ですって。ふ~~~ん、そんなものまであるんですねぇ…(^_^;)
情報を頂いた司聖尊さま、池田香代子さま、ありがとうございましたm(_ _)m

(引用はじめ)
沖縄大使
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51421724.html
以下に引用するのは、鈴木宗男さんが政界復帰後、おびただしく提出した質問趣意書のひとつにたいする政府答弁書の一部です。

「平成十九年十月十九日受領
答弁第一〇三号
内閣総理大臣 福田康夫
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出外務省における特命全権大使の役割に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
(中略)
五について
平成十九年十月十五日現在、沖縄担当にある者は今井正であり、関西担当にある者は山崎隆一郎である。
六及び九から十二について
 平成九年から待命中の特命全権大使を沖縄担当に任命し、沖縄に駐留するアメリカ合衆国軍隊(以下「合衆国軍隊」という。)にかかわる事項等についての沖縄県民の意見及び要望を聴取し、これを外務省本省に伝えるとともに、必要に応じ、合衆国軍隊等との連絡・調整を行う等の事務に従事させている。昭和五十六年から待命中の特命全権大使を大阪担当(平成十七年十一月に関西担当に名称変更)に任命し、関西方面における外国公館、地方公共団体等の関係者との連絡、関西方面における国賓、公賓、その他外国要人の接遇等の事務に従事させている。いずれの者も、在外公館の長としての職務に就いている訳ではないが、待命中の特命全権大使にある者として、その経験と知見をいかすべく、外務省本省の事務に従事させているものである。

 昭和五十五年から待命中の特命全権大使を北海道担当に任命し、北海道民の政財界、報道関係者及び北海道民の国際問題についての理解を得るための事務に従事させてきたが、北海道だけではなく国内の都道府県を対象に我が国の外交政策及び国際情勢に関する国内広報活動を強化することとしたことに伴い、平成十年に北海道担当を廃止した。」

答弁書からは、国内にも日本国の大使という役名の人がふたりいて、ひとりは「関西大使」、もうひとりは「沖縄大使」であること、かつては「北海道大使」というポストもあったことがわかります。「関西大使」の役割は、答弁書どおりなのでしょう。阪神には外国の領事館なども多いので、そことの連絡事務は必要でしょうし、外国要人の関西訪問のサポートというのも理解できます。
それとは趣を異にするのが、あとふたつの「大使」ポストです。今はもうない「北海道大使」の役割、「北海道民の政財界、報道関係者及び北海道民の国際問題についての理解を得るための事務」、これはちょっと眉唾です。もっぱら「国際問題」、つまりは旧ソ連との「北方領土」問題や漁船の拿捕事件などを扱うためのポストでしょう。設置されたのはまだ冷戦体制が続いていた時で、それが終わったあとに廃止されていますから。
そして「沖縄大使」です。「沖縄に駐留するアメリカ合衆国軍隊(以下「合衆国軍隊」という。)にかかわる事項等についての沖縄県民の意見及び要望を聴取し、これを外務省本省に伝えるとともに、必要に応じ、合衆国軍隊等との連絡・調整を行う等の事務に従事」というのは、額面どおりに受けとめていいと思います。沖縄県民と米軍と外務省の間に立って、いわば御用聞きをするのでしょう。あるいは、「沖縄県民の意見及び要望を聴取」とはインテリジェンス、つまり諜報活動も含んでいるのかも知れません。沖縄の対米軍世論の動向を観察する。米軍にたいして不穏な動きがないか、自国民をスパイするということです。

(以下略―引用ここまで)

「沖縄大使」って言葉がすでにある種のニュアンスを帯びています。言葉にこだわる司聖尊さんが反応したのもそこでしょう。
そしてもう一つ、引用元の池田香代子さんが反応しているのは、この「沖縄大使」は諜報活動に従事しているのではないかということ(@_@;)
諜報までしているかはともかく、特に基地問題と絡んで、地元との折衝は外務省の重要な仕事です。
かの岡本行夫氏も橋本内閣の時には、一升瓶(泡盛?)を担いで地元との折衝に励んだとか。キャリアなのに泥臭い仕事もしたんですね(^_^;)
その時に一升瓶だけでなく、別なものも運ばれたのでは…という想像はどうでしょうか。
外交機密費は官房機密費とは比較にならないほど多額の予算が計上されています。その中から少なからぬ金額が沖縄に流れ込んでいたとしたら…(*_*)
そこから「沖縄大使」が必要な意味も推測できそうです。基地利権の闇が垣間見えます。気が付いた鈴木宗男議員も「蛇の道は蛇」ですね。

それにしても嫌な感じなのは「沖縄大使」という語感に、なんとなく植民地における「総督府」みたいな立場を連想させること。担う任務が何となく似通っています。
アメリカを宗主国として崇めたてまつる日本外務省が、今度は沖縄に対して特権的な地位を振う。それでは抑圧の連鎖と言わざるを得ません。
なんか気分が悪くなってきました。杞憂であることを望みます(+_+)

カイライか 官にイラ菅 感化され

棺内閣…あ、失礼、菅内閣でした。
お粗末さまでした(^o^)
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テーマ : 沖縄米軍基地問題 - ジャンル : 政治・経済

コメント

言葉に沖縄差別を見る

【訪沖に沖縄大使】早速にお使いくださり恐縮です
実はあの記事は,ここしばらく毎朝の日課となっている(小生がいろいろな意味で注意している)[50余]のブログチェックをしている時に見つけたものです。
これは早速「雪どけ水」様にお知らせしなければと思って,急ぎ短文を認(シタタ)めた次第です(汗)
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実はこの時,小生の頭の中に或る思い違いというか,勘違いがありました。しかしながら,こういう時は思いがけぬ発見があるというのが,小生のいつものパターンなのです。そして,今回もやはりそうでしたo(^o^)o

図らずも「雪どけ水」様が【訪沖】という言葉に感じられた差別意識。そして,そのことをめぐっての小生の分析の結果(沖縄は外国であった)を通して見えてきたものが,今回また別な形(沖縄大使)で見事に裏付けられたように思われるのです。
ーーーーーーーーー
早速「沖縄大使」を検索してみると『ふじふじのフィルター』さんの「外務省,沖縄に特命全権大使を置いて,諜報活動」という記事がヒットしました。沖縄問題に対する更なる理解が深まったことは言うまでもありません。

しかしながら,小生少し慌て者で,『池田香代子ブログ』を読んだ後だったものですから『ふじふじのフィルター』さんの記事も,今話題になっている事柄を取り上げたものだとばかり思っていたのです(>_<。)
ところが,後で読み直してみると,なんと(2010.03.13)の記事ではありませんか
その頃どうして,この件に気付かなかったのだろうと,あらためて自分の迂闊さに気付かされました。
しかしながら,『ふじふじのフィルター』さんの記事をよくみると[拍手数8],そして[コメント数2]。この状況に驚かされました(>_<。)

大変大事な問題なのに,この関心のなさはどういうことなのでしょう

あらためて『池田香代子ブログ』を見ると,残念なことにこの方コメントの受付をなさっておりません。したがって,人々の関心がどうであったのか知ることが出来ません。

小生が不思議に思っているのは,今回の沖縄問題について沖縄の人々からの情報発信があまりないように思われるのはどうしてなのかということです。単に小生が知らないだけかもしれません。
ーーーーーーーーー

司聖尊さんへ

この記事ですね。ありがとうございました。↓(^^♪
http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-147f.html

騎兵隊内閣

はじめまして。ブルーハーツに惹かれて初コメントです。
それにしても「奇兵隊内閣」とは絶妙なネーミングですよね。
本人してみれば長州の、それも2世・3世ではないという程度の意味だったのでしょうが、意図せず漏れた再度の短命政権予告が含まれているのか、はたまた党の終わり方すらも予言しているのか。
自民党からは「正規軍でない」内閣と喜ばれた様子(まあ、あちらは幕府軍ですけど)。
「松下村塾」と「松下政経塾」のシンクロニシティもなかなか味わい深い。
一部マスコミが「騎兵隊内閣」として、「またマスゴミが」と鬼の首を取ったような騒ぎになりましたが、名曲「青空」を知っている者にとっては、あながち間違いとも言えないような気がしてきました。(次エントリーで触れていらっしゃいますが、ワールドカップともタイミングが合いすぎですよね。)

インディアン(=ウチナーンチュウ)を打ち倒した
誠実さのかけらも無く笑っている奴(=前原・岡田・北澤・平野)がいるよ
隠しているその手(=消費税増税の次・政策ブレーン)を見せてみろよ
生まれた所(=非世襲・市民派)で、いったい何がわかるというのだろう
こんなはず(=景気後退・格差拡大・それとも・・・)じゃなかっただろ

菅内閣のテーマソングはこれで決まりでしょう。誰か動画でも作ってくれないかなあ(うちの10年選手PCでは動画編集は無理なので)。

ふなぼりすたさまへ

> はじめまして。ブルーハーツに惹かれて初コメントです。

こちらこそはじめまして(^^♪
でも、どこかで会っていますよね、絶対。村野瀬さんのブログでかなぁ…(?_?)

雪どけ水は本当は「筋肉少女帯」が好きだったりするのです。今後ともよろしくお願いします。

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菅新内閣で、ずっと「鬼門」とされてきた農水大臣になったこの男は余り知られていない。注目は枝野や蓮舫なのだが、じつはこの新農相・山田正彦はなかなかユニークな人物である。長崎は五島の出身で自身牧場経営や有機農業を実践している「ほんとの」農政通である。まさに...