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名古屋だけに「是非には及ばず」


すでに昨日(6日)の話題ですが、名古屋市長選・愛知県知事選・市議会解散への住民投票のトリプル選。見事なまでの結果でした(@_@;)
いずれも河村たかし名古屋市長率いる「減税日本」の大勝利。ただ勝っただけではなくいずれも三倍(三割ではありません:念のため)近くの票差を付けての大勝です。
小泉内閣時の「郵政選挙」でもあり得なかったほどの勝利劇。この結果を見て反対派も沈黙せざるを得ません。まことに見事というべき…(+_+)

(引用はじめ)
名古屋市長選挙 河村氏が当選
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110207/t10013891851000.html
前の市長の辞職に伴う出直しの名古屋市長選挙は、辞職後、再び立候補した諸派の河村たかし氏が2回目の当選を果たしました。開票結果は次のとおりです。▽河村たかし(諸・前)66万2251票▽石田芳弘(無・新)21万6764票▽八田ひろ子(無・新)4万6405票▽杉山均(無・新)2万3185票
前市長の河村氏が、民主党などが推薦する石田氏らを破って、2回目の当選を果たしました。河村氏は62歳。平成5年から衆議院議員を5期務めたあと、民主党を離党して立候補した、おととしの名古屋市長選挙で過去最多得票で初当選しました。就任後は、市民税の減税や議員報酬の半減などを巡って市議会と激しく対立し、去年、市議会の解散を目指した署名活動を呼びかけました。そして、市議会の解散の賛否を問う住民投票の実施が決まると、市長を辞職して出直し選挙に再び立候補し、愛知県知事選挙もあわせた、いわゆる「トリプル投票」を仕掛けました。選挙戦で、河村氏は、みずから地域政党「減税日本」を率いて、市民税の減税や市議会の解散などを訴え、住民投票や知事選挙に立候補した大村秀章氏と連動した運動を展開しました。その結果、幅広い年代や各党の支持層からまんべんなく支持を集め、2回目の当選を果たしました。河村氏は「名古屋の皆さんが民主主義の時代に一歩を踏み出した歴史的な日だ。税金を払うほうが苦しく、税金を食べるほうが楽をする政治を根本から変えてくれという市民の力だ。減税か増税かを争う政治を、大村さんと一緒に日本中に広めていきたい」と述べました。

(引用ここまで)

河村氏の勝因は、愛知県知事選で旧自民党出身の大村秀章氏と連携し特定の政党色を薄めたことや、河村氏の明朗なパーソナリティなどがまず上げられましょう。
しかし「市民税の減税や議員報酬の半減」という公約が広く受け入れられたことも事実だと認めないわけにはいきません。
冷静に考えれば河村氏の主張は暴論としか言いようがありません。しかし中央で「二大政党が結託して、増税と歳出削減の両立」というとんでもない政治をしているのです。
だったら「減税して歳出削減」を訴えた「減税日本」の方がまだしもマトモな政治と思う人もいたでしょう…(_ _)
民主党は、県知事選では、王国のはずの愛知で次点も取り逃がしたのです。河村氏はむしろ小沢氏に近い立場の人。結果を「政治とカネ」に転嫁することは許されません。
菅・民主党の未来を暗示するような惨憺たる結果でした。

今後、河村市政はどうなっていくのか…。
常識的に考えれば、あれだけの大勝ですから後顧の憂い無く政策実現ができるはずです。
しかし投票率はかなり低め。潜在的な反感も小さくはないのでしょう。案外リコール市議選では反河村派が勢いを盛り返すかも…。それは市民のバランス感覚でしょう(^^♪
河村市政が積極的な評価を得たというよりは二大政党への忌避感が先に出た結果。いや共産党支持層でさえ河村陣営に流れたようですから、既成政党に対する忌避というべき。
対応を間違えば「減税日本」だって忌避の対象へと容易に移り変わります。無理矢理な高姿勢はかえって取りにくくなったとも言えます(^^ゞ
一つだけ確かなことは民主党・自民党の「消費税増税路線」は、この選挙で有権者から完全にNOを突き付けられたということ。
両党があくまで「消費税増税路線」に固執したとしても、減税を上げて選挙を戦う党が必ず一つは出てきて既成政党を倒すでしょう…(-_-メ)
菅政権を支える基盤がこれでまた一つ崩れた…それだけは確かに言えます。

それにしても革命的な手法での新知事・市長誕生です。河村市長及び名古屋市民にはお祝いを申し上げなくてはなりません。さすがは織田信長を生みだした名古屋です(^^♪
ただ一つだけ言わせてもらいましょう。確かに織田信長は日本史上屈指の英傑ですが、その分アンチファンも少なくはありません。
あまり好い気になっていると、いつでも足元をすくわれますよ(^^♪

仕方ないな、たかし(シカタナイナタカシ)

菅総理は足利将軍家。
お粗末さまでした(^o^)
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テーマ : 地方行政と政治 - ジャンル : 政治・経済

コメント

似て非なるもの

コイズミ劇場はテレビ・新聞の自作自演。
名古屋発市民革命は自主独立。
似て非なるものですが、テレビ・新聞は大嘘垂れ流し。
テレビ・新聞の存在価値が無いことを日々立証して見せています。
ネットを通じて情報を拡散し共有し、行動する市民が「国民の生活が第一」を守りましょう。
行動する市民が社会を変える。

scottiさんへ

> コイズミ劇場はテレビ・新聞の自作自演。
> 名古屋発市民革命は自主独立。

ううん…そういった意味も含めてやっぱり信長に似ていますね(^_^;)

No title

今晩は。
菅総理は足利将軍家・・・と言っても・・・義満じゃないよ・・・義昭以下のレベルだよ。

不器用さんへ

義満のように驕慢で、義教のように残忍で、義政のように妻に頭が上がらず、義昭のように無能だったりして。

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