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資源エネルギー庁、改め国民監視庁

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一気に時代が戦前に逆戻りしたかのよう。資源エネルギー庁がネットを監視する動きを見せています。すでにネット上では話題になっていますので御存知の方が多いでしょう。
原子力発電を管轄する資源エネルギー庁は、東京電力原発事故を受けて人々から監視されるべきはずの立場なのに、逆に監視しようとしているのだからヒドイ。
まるで戦前の「非国民」の発想です。しかし人々に「非国民」という概念を押し付けようとした軍部は戦後に徹底的な解体を受けました。
資源エネルギー庁も国民から徹底的な反撃を受けるべきでしょう。原発は即時に全機解体するしかありませんね。
ちなみに引用元はPDFです。ケータイでリンク先を見る方はご注意ください(^^ゞ

(引用はじめ)
http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/tenddata/1106/110624b/3.pdf
仕様書
1.件名
平成23年度原子力安全規制情報広聴・広報事業(不正確情報対応)
2.事業目的
ツイッター、ブログなどインターネット上に掲載される原子力等に関する不正確な情報又は不適切な情報を常時モニタリングし、それに対して速やかに正確な情報を提供し、又は正確な情報へ導くことで、原子力発電所の事故等に対する風評被害を防止する。
3.事業内容
① ツイッター、ブログなどインターネット上の原子力や放射線等に関する情報を常時モニタリングし、風評被害を招くおそれのある正確ではない情報又は不適切な情報を調査・分析すること。モニタリングの対象とする情報媒体及びモニタリングの方法については、具体的な提案をすること。
② 上記①のモニタリングの結果、風評被害を招くおそれのある正確ではない情報又は不適切な情報及び当庁から指示する情報に対して、速やかに正確な情報を伝えるためにQ&A集作成し、資源エネルギー庁ホームページやツイッター等に掲載し、当庁に報告する。
③ Q&A集の作成に際して、必要に応じて、原子力関係の専門家や技術者等の専門的知見を有する者(有識者)からアドバイス等を受けること。また、原子力関係の専門家や有識者からアドバイス等を受ける場合には、それらの者について具体的な提案をすること。
④ 事業開始から1ヶ月程度で30問以上、事業終了時までには100問以上のQ&A集を作成すること。
【提案事項】
① モニタリングの対象とする情報媒体(ツイッターは必須)
② モニタリングの具体的な方法と体制
③ Q&A集を作成後、速やかに周知するための具体的な方法
④ 想定される専門家や有識者
⑤ これらを活用した新規提案
【留意事項】
・受託者は、不正確な情報又は不適切と思われる情報媒体や抽出するキーワードについては、資源エネルギー庁担当者と十分に調整すること。
・Q&A集の作成にあたっては、十分な調査・分析を行い、その結果を反映すること。また、Q&A集の最終的な問数については、実態に合わせて資源エネルギー庁担当官と調整すること。
・原則として、正確な情報提供は即座に行うとともに、その結果については、翌営業日以内に資源エネルギー庁担当者に報告すること。
・常時モニタリングするために十分な人員を確保すること。
4.事業期間
委託契約締結日から平成24年3月30日まで
5.納入物
・不正確な情報及び不適切と思われる情報並びにそれらに対する正確な情報等をとりまとめた報告書の電子媒体(CD-R)一式

(引用ここまで)

「原子力発電所の事故等に対する風評被害を防止する」ための「インターネット上に掲載される原子力等に関する不正確な情報又は不適切な情報を常時モニタリング」です(@_@;)
エネルギー庁から仕事を請け負って、モニタリングとやらをする…。上記の引用文は要するに入札案内です。ふうん、今の役所はこんなことまで外注するのですなぁ…。
しかし「風評被害」とはよく言ったものです。ネット上にそういうものがあるとして、資源エネルギー庁はそれ以上に原発事故の「実害」を監視する方が先決ではないでしょうか。

実はこういう監視行動は今までもずっと行われてきたようです。すでに「しんぶん赤旗」がスクープしています。
もっとも今までは新聞や業界紙などが中心だった模様。今回は監視対象をネットまで広げたところに新しさがあるわけです(-_-メ)
それにしても九州電力の「やらせメール」といい、新しく始まる資源エネルギー庁の監視行動といい、原発にまつわる動きにはどうしても暗闇が纏わりつきます。

(引用はじめ)
エネ庁が原発報道監視 税金使い「不適切情報」収集 全国紙・立地県地方紙・ネットも(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-07-14/2011071401_01_1.html
 政府が新聞やインターネットを監視し、原子力発電に関する言論を収集していたことが分かりました。経済産業省の外局である資源エネルギー庁が「不適切・不正確な情報への対応」を口実にメディアを監視していたのです。

 この事業は、原子力施設立地推進調整事業のうちの「即応型情報提供事業」です。資源エネルギー庁の調達情報によると、2008年度は社会経済生産性本部が2394万円、09年度は科学技術振興財団が1312万円、10年度は財団法人エネルギー総合工学研究所が976万円で受注しています。
 10年度入札で資源エネルギー庁が示した委託内容の詳細が書かれた仕様書によると、事業の目的は「新聞、雑誌などの不適切・不正確な情報への対応を行う」ことです。
 エネルギー総合工学研究所の担当者によると、記事を収集する対象は、「朝日」や「読売」など全国紙や「日刊工業」など専門紙、福井や青森、福島など原発立地県の地方紙など約30紙です。間違った記事があった場合、資源エネルギー庁に報告し、訂正情報も作成していました。
 「不適切」な情報については、請け負った同研究所の担当者ですら、「何を指して『不適切』とするのか、意味が分からなかった」といいます。あいまいな表現を使えば、解釈がどこまでも広がりかねません。
 資源エネルギー庁作成の仕様書には、国の原子力政策や、通常の原子力発電所でプルトニウムとウランを混ぜた燃料を利用するプルサーマル計画などに対する「動向や傾向等を専門的知見を活用して分析する」ともあります。
 その内容について、同研究所の担当者は「インターネットで原発推進に反対する学者や技術者のブログを中心に、どのようなデータや議論が掲載されているのか見ていた」と述べます。
 資源エネルギー庁の担当者は「原子力は誤解されていることが多い。効果的な情報提供をするための事業だ」と述べていますが、まさに税金を使ったメディア・国民監視です。
 10年度に同事業を受注した財団法人エネルギー総合工学研究所は、理事長が東京電力元副社長の白土良一氏で、副理事長は元通商産業省環境立地局長の並木徹氏。理事には、木村滋電気事業連合会副会長(東京電力取締役)や阪口正敏中部電力副社長など電力業界幹部や、市川祐三日本鉄鋼連盟専務理事(元経済産業省大臣官房審議官)、松井英生石油連盟専務理事(元経済産業省商務流通審議官)といった名前が並びます。

(引用ここまで)

やり方がソックリです。まあ、やる人が一緒だから当然ですが(;一_一)
ネット監視自体は既に始まっていたのですな。関係があるかは分かりませんが、このブログでも原発関連の記事を上げるとスパムTBがどっと送られてきます(+_+)
ああいうTBは一体どこから送られてくるものなのでしょうか…。儲けがあるとも思えないですし…。

ま、それはともかく、監視を請け負った「財団法人エネルギー総合工学研究所」が天下り法人であることは注記していいでしょう。赤旗の記事を採録します。
↓↓↓
「理事長が東京電力元副社長の白土良一氏で、副理事長は元通商産業省環境立地局長の並木徹氏。理事には、木村滋電気事業連合会副会長(東京電力取締役)や阪口正敏中部電力副社長など電力業界幹部や、市川祐三日本鉄鋼連盟専務理事(元経済産業省大臣官房審議官)、松井英生石油連盟専務理事(元経済産業省商務流通審議官)」

なんというか、これこそ「原発(利権)依存」という姿です。監視されるはずの官僚が天下り法人を使って国民を逆監視する。
雪どけ水は、菅総理の「脱原発依存」宣言など評価も期待もしていませんが、もし総理が何かアクションを起こすとするならば、まさにこういう場面でしょう。
総理は資源エネルギー庁の目論見を打ち砕く、最低の義務があるはずです。そうでなければ八月を待たずとも政権が内部崩壊していくことになるでしょう。
…あ!そうか。失礼しました。菅総理の「脱原発依存」宣言は、あくまでも一個人としての思いで、しかも遠い将来の話なのでしたな。それなら何もしなくて結構です(^^♪

監視が深化(カンシガシンカ)

このブログを見ているあなたも監視されている。(真夏の怪談)
お粗末さまでした(^o^)
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テーマ : 民主党・菅直人政権 - ジャンル : 政治・経済

コメント

逆ですね!

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
子供さんの熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。

>「原子力は誤解されていることが多い。・・・」

意味が不明ですね。こういう方々はいったい、どういう社会を目指しているのでしょう?
まあ、考えようによっては、ネットの言論を無視できなくなってきたことの現われとも思えますが、こんなことが平然とまかり通るようでは、終わりです。
そもそも、明らかな憲法違反じゃなかろうかと思います。

呆れてます

政府からの不適切情報や情報隠しをこそ監視すべきです。

一般人は政府からの情報が足りず、十分に信用できないことを感じているから、限られた時間と手段で情報を調べているのですから。

地位協定破棄その10

「知らなければ変わらない」~前阿久根市長・竹原信一(憲法と教育基本法を守り続けよう。さま
>>http://blogs.yahoo.co.jp/y2001317/43146120.html
><四権連立の大蛇>身分制度が・・・。立法・司法・行政に第四の権力、記者クラブ報道が結びついた四権連立で国民の自由と財産を蹂躙しています。・・・私はこの様子を大蛇に例えました。・・・ 極悪官僚と票バカ政治家たちがこの国の住民を奈落の底に落としています。「知る事からはじめよう」。これは私が会社と家庭を捨て、死ぬ覚悟で配り始めたチラシの最初のタイトルです。<
「地位協定破棄その10」
66年前からこの大蛇の頭は日本人ではない。地位協定という大蛇の体の隅々にまで張り巡らせた脊髄神経の根源である冷血の脳髄、米軍および米軍産複合体である。この冷血の脳髄が地位協定という脊髄神経に命令を出して大蛇をうごめかせているのである。
ゆえに大蛇を不動化するには脊髄神経を切断すればよい。すなわち地位協定を破棄すれば大蛇の体はピクとも動けなくなり、尾の先まで切り裂いて解体し草薙の剣を取り出すことも自在にできるようになる。
直ちに憲法に遵い国民投票を行い主権者国民自身の手で直接に日米地位協定を破棄しよう。

えちごっぺさんへ

> 暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
> 子供さんの熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。

なるべく自然の風を取り入れて冷房を控えていますが、子供のためなら最低限のクーラー使用は許されるだろうと思っています。

> まあ、考えようによっては、ネットの言論を無視できなくなってきたことの現われとも思えますが、こんなことが平然とまかり通るようでは、終わりです。

恐ろしいですね。日本の出来事とは思えません(^_^;)

村野瀬玲奈 さんへ

> 政府からの不適切情報や情報隠しをこそ監視すべきです。

その通りです。いや、ホント恐ろしい時代になったと思います(+_+)

すごい・・・

>「原子力は誤解されていることが多い。・・・」
いやぁ、すごいの一言です。あんな大事故起こしておいて、誤解も何もあったもんじゃないでしょう。なんで日本の国土を放射能まみれにして、食べ物を汚し、空気も汚してこんなことが言えるのか。理解できないし、したいとも思わないです。
私事ですが、今年仕事で使う自分の写真を変更してくれと言われたので原発はいらねぇって紙を背中に張って後姿で写ってやろうと思っています。もっとも会社が許可しないかもしれませんが・・・最後に、風評被害ってよくTV、新聞が使ってますが僕は一貫して原発被害と言っています。どう考えたって実害だらけなんですから・・・

まるさまへ

> >「原子力は誤解されていることが多い。・・・」
> いやぁ、すごいの一言です。あんな大事故起こしておいて、誤解も何もあったもんじゃないでしょう。

それが普通の感覚でしょう。
役人の考えは、水戸黄門に出てくる悪代官とそれほど違いがありません(+_+)

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