まだ、まにあうのなら…って、まにあわせなきゃ

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このブログではたびたび言及していましたが、甘蔗珠恵子(かんしゃ・たえこ)著『まだ、まにあうのなら・私の書いたいちばん長い手紙』地湧社刊、について少し詳しくご紹介。
著者の甘蔗珠恵子さんは福岡県にある龍国寺という寺院の住職夫人(寺族という)です。
ソ連のチェルノブイリ原発事故が起きた年、中学三年生の娘と高校一年生の息子を持つ二児の母親だった彼女が、たまたま聴きに行った広瀬隆氏の講演。
それが後に50万部を売り上げる超ロングセラーの出版のきっかけでした(^O^)/

寺院住職の妻というのは、寺院にあって出家(僧侶)でもなく在家(信者)でもない微妙な位置におかれますが、両方の立場に立って境界的な役割を果たすこともできます。
チェルノブイリ事故が起こるまでは(あるいは起こっても)原発が何だかすら良く知らなかったという彼女。それがたまたま作家・広瀬隆氏の講演を聴きに行きました。
それでも普通の人なら「怖かった」という感想を漏らして終わりそうな気がするのですが、「いのち」とは何ぞやまで思考をめぐらして行動に移すところが普通の人とは違うのです。
家に帰って、早速ありったけの資料を集めて原発に関する勉強を始めた彼女は、思いの全てを込めて環境問題を主に出版活動をしていた「地湧社」の編集部に手紙を書きました。
その手紙が編集者の目を引き急きょ出版の運びになったのが、この『まだ、まにあうのなら』です。発刊はチェルノブイリ事故の翌年1987年。素早い動きですな(^^ゞ
A5版・全56頁、定価300円。最初は地湧社発行の雑誌『湧』の臨時増刊という形でした。いわゆるブックレットです。手紙をそのまま出版したわけですから読みやすい。
フクシマ後には、加筆して単行本版も発刊されました。こちらは定価1050円(^_^)

内容は端的に言えばチェルノブイリ事故が日本に与えた影響と、原発が抱える利権の問題。87年の発刊ですから当然このたびの東京電力原発事故は触れられていません。
ですがスリーマイルやチェルノブイリ事故における日本政府の動きも詳しくチェックして、東京電力原発事故の今後を予見しうる内容になっています。
出版の経緯が経緯ですから広瀬隆氏からの影響が強いですが、それだけに留まらずかなり詳細に調べています。
自分の子どもに本当の情報を与えたいという一心で必死に独学で勉強したのです。学歴など何の意味もないことの証拠でもあります(^^♪
「調和」や「いのち」という言葉が頻出するのが仏教者らしい。広瀬隆にはこういう所は余りありません。広瀬隆の本が怖い人でも『まだ、まにあうのなら』は読めるでしょう。
チェルノブイリからスリーマイルまでよくここまで調べたなというくらい、あの時何が起こったのかを詳細に纏めています。
しかも手紙文だから読みやすい。全文読んでも53頁。もし誰かから「原発について知りたいけど何かいい本はないか」と聞かれたら、この本を勧めれば良いでしょう。
念のため言っておきますがアフィリエイトとかではありません(^^ゞ

一番、衝撃的だったのはチェルノブイリやスリーマイルにおける政府の情報隠ぺいの数々。
当事国であるソ連やアメリカが隠蔽するのは理解できますが(?)日本政府までも情報隠ぺいに躍起になっているのです(-_-メ)
チェルノブイリの当時はまだ冷戦期。それなのに情報隠しについてはソ連・アメリカ・日本が共同歩調を取るのですから原発利権の闇の広がりまで理解できます(^O^)/
スリーマイルの時はアメリカでも御用学者が出てきて、放射能による健康被害はあり得ない、気にしすぎるとストレスで体調を崩すと言って回ったそうです。何処も同じです。
チェルノブイリ事故の時、日本にも大量の汚染食物が輸入されましたが日本政府は基準値を引き上げることで問題の顕在化を防ぎました。これもまた東電のケースと同じ…(@_@;)

被曝の影響が出るのは20~30年先とも言われます。チェルノブイリの影響はまだ出切ってはいないのです。それなのに日本人は更なる被曝に襲われたのでした。
よく東電の事故はチェルノブイリの5分の1などと言われますが、そんな比較には何の意味もないことが分かります。
チェルノブイリの影響が出切っていない以上、東電からの影響は単純にプラスされるだけ。
東電の影響を今さら気にしたとて、既の5倍以上の被曝を身に受けているという考え方もできるでしょう。(そんな単純ではないけれど)

幸か不幸か、著者の人柄か。『まだ、まにあうのなら』は穏やかな筆致で書かれています。だから読後感がそれほど悪くありません。
原発事故に関しては、どうしても怖い話だというイメージが付いて回るのですが、『まだ、まにあうのなら』(略称・まだまに)はその弊からは逃れ得ています(^_^;)
突然の思い付きですが、執筆当時の著者には中学三年生(つまり14歳)の娘がいました。
ですから、もし今14歳のたとえば藤波心さん(原発に反対する子役タレント)が本書を読んだら、どんな感想を持つのか少し気になったりします。
もしその感想を本に纏めるとしたら、タイトルは『もし14歳の子役B級タレントが「まだまに」を読んだら』。どうですか、どこかの出版社がこの企画を買ってくれないかなぁ。
…ま、こういう妄想をすぐ働かせるから雪どけ水の書くものは余り多くの人には読まれないのだとも言えるでしょう(^_^;)

書くや子役か(カクヤコヤクカ)

実は徹夜明けでバテバテ(+_+)
お粗末さまでした(^o^)
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テーマ : 「原発」は本当に必要なのか - ジャンル : 政治・経済

コメント

原爆と原発

戦争絶対反対の私としては<狙撃兵>というコラム名が非常に気に入らないが、地位協定破棄のため長周新聞の以下の記事を全文転載する。

>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/sogekiheigensibakudantogensiryokuhatudensyo.html 
<狙撃兵> 原子爆弾と原子力発電所          2011年7月27日付

 福島原発事故は4カ月が過ぎても収束のめどが立たない。原発の技術はほとんどがアメリカの借り物で、高い特許料を払っていた。事故が起きたら右往左往するばかりで自前で制御する能力はない。そして政府は、汚染地域を元に戻す意志はなく、風評被害をあおりたて、農畜産業、漁業の復興のめどがないようにしている。核廃棄物の処分場として土地をとり上げるチャンスと見なしているのだ。
 どうして、いつかは破滅の運命になるとわかっている地震、津波、火山の列島に、54基もの原発をつくったのか。それは敗戦から10年もたたない時期に、アイゼンハワーが「原子力の平和利用」を叫びはじめたのがきっかけだった。その中心眼目は日本における「核アレルギーを取り除くため」というものであった。すなわち日本における原爆に反対するたたかいが1950年8・6の広島から火蓋が切って落とされ、反米・民族独立の課題として全国的、全世界的に燎原の火のように広がりはじめたことへの対抗であった。
 広島、長崎の原爆で、アメリカは無辜の非戦斗員二十数万人を、眉根一つ動かさず焼き殺した。戦争の勝敗はすでに決しているのに、沖縄戦で、全国の空襲で、そして戦地でとり残されて飢餓にあえぐ兵士たちを、虫けらのごとく殺した。それは戦争を終わらせるためにはまったく必要はなく、アメリカが単独で日本を侵略支配するという野望を実現するためであった。
 そしてアメリカの植民地支配の象徴が原発列島化であった。戦争で焼け野原にされた日本が再び放射能で廃虚にされる。アメリカの戦後支配のもとで、食料自給も、エネルギーの自給もできず、日本社会はさんざんに荒廃した。そして朝鮮、中国との核戦争の盾にされ、再び原水爆戦争の火の海に投げ込まれようとしている。
 66年目の原爆記念日、敗戦記念日を迎えて、あの惨劇が過去のことではなく現在のことであることを直視しないわけにはいかない。オバマの与党勢力となった腐った「革新」勢力の枠を突き破り、大衆的で新鮮な平和と独立の戦線を構築することが民族の重要課題となっている。
                                       那須三八郎

国会は何をやっておるか!

「何百万人もの国民が被曝し彷徨っている非常事態に、国会議員はなにをやっているのか!(児玉龍彦満身の怒りより)」
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年間4400万円の議員報酬(税金)と3人の公的秘書(3人の年収総額2000万円)と様々な議員特権が与えられた日本の国会議員・・・
▼ 国会議員が本来果たすべき役割
(1)立法
1)法律を起案し国会に提案する
2)法案を審理し採決する
3)国会が承認した法律が実際どのように運営・施行されているかを検証する
(2)予算
1)政府提案の予算案を審理する
2)政府提案の予算案を採決する
3)国会が承認した予算案が実際にどのように使われているかを検証する
(3)行政監視
1)各省庁の日々の行政がうまく運営されているかを監視する
2)官僚の不正、不作為、職権乱用、国民財産の横領、国民財産への損害、外国への利益供与などの違法行為を監視する
3)国民生活のために安価で効率的な行政運営と行政組織を考え内閣に提案する
(>杉並からの情報発信ですブログさまから抜粋転載)
>>http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/82eb82ac3b151cf458e7a59dcfdb77bb
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これを見れば憲法に従って今国会議員がやるべきことは何か、サルでもわかることであろう。とどのつまるところは、今の日本の国会議員は全員サルにも劣るということだ。アメポチ霞ヶ関泥棒官僚政府の違憲棄民放射能テロ行政を黙認すればテロ共謀共同正犯である。国民は必ず憲法の名において棄民テロ犯罪を断罪する。

憲法を守る児玉氏を守り彼のもとへ復興援助を集中しよう

「私のやっていることはすべて違法行為です!(児玉龍彦満身の怒りより)」

憲法に従って国民の基本的人権健康な生存権生活権を守るために身命を賭して粉骨砕身する児玉教授に対して、国家権力は次々に違憲政策違憲条例を打ち出して棄民政策テロを仕掛け、児玉活動を冤罪違法化することで妨害を続けている。NHK記者クラブマスゴミは児玉発言完全黙殺で違憲政府のテロ行為に共謀共同正犯しているが、早晩児玉教授の「違法活動で身柄拘束」等の冤罪ニュースを一斉報道する機会到来を期していることは確実。たぶん8月5日児玉インタビュー直前か、8月6日原爆の日あたり。

主権者国民は違憲政府の法匪が立案する棄民政策法令テロ攻撃を断固反ね返して児玉龍彦氏を守り、児玉教授の完全に合憲な「違法」活動のもとに集結して民間の優秀れた知恵と技術の粋を民間の義捐資本で集めて、主権者国民皆が力をあわせて完全な合憲の「違法な」除染・避難・ふくいち石棺化を、法匪そのものである官の力を全て排除した純粋に民間の助け合いの力だけでやり遂げよう。

城南信用金庫よ、児玉氏の合憲なるヒバクシャ救援活動にぜひ融資してください。
心ある国民はできる限り法匪利権談合汚職公共事業に融資する法匪御用銀行から預金を引き上げ、城南信用金庫へ預金してください。

官僚の犯罪「越権」と「公金横領汚職」

>雪どけ水の書くものは余り多くの人には読まれない
わたしは読んでますよw
で、今回はこれ。

「ただの人事異動どころじゃない重大な公金横領汚職犯罪」

>更迭でも何でもない経産省の通常人事に見る、どんな状況でも官僚天国ニッポンを死守!(日々坦々さま)
>>http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1120.html

この偽装更迭人事は人事院主導であり、沖縄侮辱発言メアの対日偽装更迭米政府内昇格人事とまったく同じ構図である。
このことからみても現日本政府が独立国政府ではなくアメリカの完全なる植民地統治政府であることが太陽よりも明るく露見している。
直ちに日米地位協定を破棄して対米独立し、霞ヶ関アメポチスパイ越権官僚を人事院もろとも天下り横滑り汚職公金横領常習で実刑に処したうえで解体することが焦眉の急であることは、日本人なら小学生でもわかる道理である。

通りがけ さんへ

> >雪どけ水の書くものは余り多くの人には読まれない
> わたしは読んでますよw

ま、確かに(^_^;)
今後もどうぞよろしく。

No title

東日本大震災の影響による諸情勢に鑑み、開催を延期しておりました、

第62回『小沢一郎政経フォーラム』を下記のとおり開催する運びとなりました。

小沢一郎代議士も会場におきまして皆様方にご挨拶をさせていただく予定でございます。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

「 第62回小沢一郎政経フォーラム 」 

【 日時 】2011年8月17日(水)

      開場 10:30 第1部 <勉強会> 11:00 ~ 第2部 <懇親会> 12:00 ~

【 場所 】ANAインターコンチネンタルホテル東京(港区赤坂1-12-33)

【 会費 】20,000円

【 講師 】 評論家・副島国家戦略研究所主宰 副島隆彦 先生

【 演題 】「大災害から復活する日本」

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